マイスター・ハイスクール事業報告
【産業革新科(工業) 】実務家教員による環境化学コース3年生マイスターハイスクール課題研究
9月22日(金)産業革新科(工業)環境化学コースの3年生の課題研究で、「水質改善」をテーマに取り組む生徒を対象に、先月に引き続き、大内新興化学工業株式会社原町工場で取締役工場長をされていらっしゃる志賀敏文先生を実務家教員にお迎えしてご講義と先端技術のご指導をいただきました。
「フェントン処理」という鉄イオンを化学的に利用した水質改善処理について研究を行ってきましたが、今回、今までで一番実験がうまくいき、COD(水質基準の指数)が改善したことがしっかり確認できました。最先端の難しい研究ですが、生徒諸君も達成感と自信につながったようです。
【産業革新科(工業) 】環境化学コース、電子制御コースの3年生マイスターハイスクール課題研究
9月15日(金)産業革新科(工業)の3年生が課題研究で日本原子力研究開発機構の研究員の方々のご指導の下、ドローンに測定器を付けて遠隔地の大気サンプリング分析と空間線量のマッピング技術について研究を行いました。
今回、環境化学コースと電子制御コースのメンバーがそれぞれの分野で協力し研究を進めました。ドローンに自作した測定器を装着するのにアイディアを出し合いながら行い、ドローンの操縦は、免許を持った専門の方にお願いしました。実際に自作の測定器がきちんと動作し、ドローンが飛行するところを間近で見ることができて、研究を進めるうえで貴重な機会となりました。
商業人材育成事業 流通ビジネス科『地元の歴史探訪』
【流通ビジネス科】地元の歴史探訪
令和5年9月1日(金)に、南相馬市主催の「奥州相馬氏ゆかりの地バスツアー」に参加し、
私たちが生活している地域の歴史について学びました。
当たり前にある神社仏閣、相馬野馬追のルーツをたどり、
700年もの長い歴史の続きに今の私たちがいることに、気持ちが引き締まる思いがしました。
その後ロボットテストフィールド内を見学し、
これからの南相馬市の発展について、私たちに何ができるのかを深く考えさせられました。
この学びを、アンバサダーとして多くの方に自分たちの言葉で伝えられるように励んでいきます。
【機械×電気】福島県総合教育会議での本校取組み発表
令和5年度第一回福島県総合教育会議が以下のとおりに実施され、本校生も参加してきました。
テーマ:「カーボンニュートラルの実現に向けて」
日時:2023年8月24日(金)
場所:福島市杉妻会館
この会議では、カーボンニュートラルについて福島県全体の取組み発表から始まり、福島県高等学校の主な取り組みが多数発表されました。
本校生は事例発表として「再生可能エネルギーの学習」を発表しました。
本校は令和3年よりマイスターハイスクールに認定されており、校内学科連携、他校連携・地域連携を実施しております。
今回は「手巻きモーターによるEVカート製作」「水素燃料電池車の製作」「相双EVレースの開催」について主に発表しました。
これらの活動は、課題研究の時間を活用して、校内の「機械科・電気科・商業科」が連携して上記3つを実施しています。
質疑応答では、「製作で一番大変なことは何か」「水素燃料についてどう考えているか。本県でどのように普及するのがよいか」「EV製作をして、電気自動車のリサイクルについてどう考えているか」等の質問があり、発表生徒たちは各々で福島県の未来を考えた返答をしていました。
会議終了後には、内堀雅雄知事より激励の言葉とともに、記念撮影をしていただきました。
【産業革新科(工業)】実務家教員による環境化学コース3年生マイスターハイスクール講演会
8月29日(火)産業革新科(工業)環境化学コースの3年生を対象に、大内新興化学工業株式会社原町工場で取締役工場長をされている志賀敏文先生を実務家教員にお迎えしてご講義をいただきました。
今回は廃水処理に利用されている鉄イオンを用いた凝集沈殿についてご説明いただきました。
実験では、使い捨てカイロに含まれている鉄粉を再利用して凝集剤として使用可能であるかを実験しました。また、フェントン反応によるCODの除去実験も行いました。
生徒たちはSDGsについて関心を高めつつ、凝集沈殿を行うためにはpHなどの実験条件の範囲が大切であることに気づいた様子でした。
とても分かりやすい説明で、化学の力が私たちの生活に大きく貢献していることを知ることができました。
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