マイスター・ハイスクール事業報告
【機械×電気×商業】相双EVレースに向けた練習走行会
相双EVレース走行練習会が以下のとおりに実施されました。
相双EVレースとは、小高産業技術高校が中心となり相双地区でEVレースを実施する企画です。主に相双地区とその周辺学校が対象であり、各校で自作したEVカートを持ち寄ったレース企画です。
今回は本番レースに向けた練習会となります。
テーマ:「相双EVレースに向けた練習走行会」
日時:2023年8月21日(月)
場所:ふたば自動車学校
参加:小高産業技術高校、ふたば未来学園、東北大学等
当日は天候に恵まれ晴天の中での走行となりました。
本校機械科2台、電気科2台、ふたば未来学園より1台の車両参加となりました。
今回は技術交換を含めた走行会でもあり、各校の車両の特徴やモーター調整、プログラム調整について意見も交わされました。
電気科では、車両に自作した電流電圧ロガーを搭載しており、走行データをとりながらの走行ができました。
特性の違うモーターを複数持参し、各モーターの実走データをとれるところは大きな効果があったと思います。
機械科では、9月17日(日)に宮城県名取市で実施される「WORLD ELECTRIC VEHICLE CHALLENGE」にも参加する予定であり、それに向けた良い練習でもありました。
練習走行動画01
練習走行動画02
生徒達からは「アクセル全開で走行することができて気持ち良かった」「みんなで一緒に走ることが楽しかった」「モーター調整が難しく誤動作がでたが、本番に向けて良い経験となった。」「ふたば自動車学校が広くてキレイ。恵まれた環境で練習できることが嬉しかった」等の感想が出ていた。
これらの活動で相双地区を活性化できればと考えています。
更には再生可能エネルギー、カーボンニュートラルに関する啓発活動になればと考えています。
【電気科・機械科・他校連携】EVカートの合同練習会
7月14日(金)に南相馬市にある福島ロボットテストフィールドにおいて、EVカートを製作している学校と合同で練習会を行いました。
・福島県立テクノアカデミー浜
・福島県立ふたば未来学園中学校・高等学校
以上の2校に参加していただきました。
あいにくの雨模様で思い通りの作業はできませんでしたが、できる限りの作業を行い、
他校の製作しているEVカートを実際に見ることで、それぞれ課題を見つけることができたようです。
10月に行われるCQEVレース及び11月に行われる相双EVレース開催に向け、今回の練習会を活かしていきたいと思います。
写真① 左から ふたば未来、本校電気科、本校機械科、テクアカ浜 EV製作チーム |
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動画① マシントラブル (上画像をクリックすると動画が視聴できます) |
動画② 走行練習の様子 (上画像をクリックすると動画が視聴できます) |
【産業革新科(工業) 】環境化学コース1年生・外部講師講演会
7月14日(金)産業革新科(工業)環境化学コースの1年生を対象に、日本原子力研究開発機構の研究員の方々をお迎えしてご講義をいただきました。
日本原子力研究開発機構の概要と放射線の性質や環境測定技術を通して、環境分析や環境保全の大切さを学習しました。また、実際に放射線測定器を使い、身の回りの物、昆布や化成肥料などの放射線量の測定。放射線源との距離や遮蔽物の関係の実験などを体験することができ、生徒諸君も環境分析や環境問題に関して、知識が深まったようでした。
【産業革新科(工業) 】1年生マイスター・ハイスクール事業企業等見学説明会
7月10日(月)産業革新科(工業)の1年生を対象に、福島ロボットテストフィールド(以下、RTF)およびロボコム・アンド・エフエイコム株式会社(以下、R&F)の企業等見学説明会を実施しました。
東京ディズニーランドほどの面積を有する陸・海・空のフィールドロボットの一大開発実証拠点であるRTFでは、インフラや災害現場など実際の使用環境を再現しており、ロボットの性能評価や操縦訓練等ができる世界に類を見ない施設であることを知ることができました。また、研究棟の屋上からの景色は最高でした。
R&Fでは、弁当盛り付けロボットやAGV自動搬送車、アパレルピッキングロボットパッケージなど数多くのロボットが稼働している様子を見学させていただきました。人とロボットが共存することができれば人手不足、重労働、作業効率の向上に貢献できると感じました。また、工場長の吉田様から職場では自分の意見を相手に伝えることができるコミュニケ-ション力の大切さについても教えていただきました。
いずれも、地元企業での取り組みについて理解を深めることができました。これからの進路活動等の参考になったようでした。
【産業革新科(工業) 】実務家教員による課題研究 最先端の水質改善に取り組む
7月7日(金)産業革新科(工業)環境化学コースの3年生の課題研究で、「水質改善」をテーマに取り組む生徒を対象に、先月に引き続き、大内新興化学工業株式会社原町工場で取締役工場長をされていらっしゃる志賀敏文先生を実務家教員にお迎えしてご講義と先端技術の指導をいただきました。
工場現場でも実際に行われている「フェントン処理」という鉄イオンを化学的に利用した水質改善処理を、今回、使用済みの使い捨てカイロで実現するという最先端の難しいテーマに取り組んでいます。
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