SPH事業報告

小高産業技術

ドローンスクール

 10月30日(月)、2年産業革新科 電子制御コースの生徒を対象にドローンスクールを行いました。
 ドローンの操縦体験をする前に、2名の講師の先生より講義を聞きました。
 講演1『福島イノベーション・コースト構想と南相馬市の取組について』
  講師:南相馬市商工労政課ロボット産業推進担当 課長 神沢吉洋 様
 講演2『ドローンの仕組みと利活用について』
  講師:高野建設(株) 代表取締役副社長 高野裕之 様
 
 今回のドローンスクールの目的とドローンに関する知識や技術及び技能を理解した後、操縦体験へうつりました。
 実技講習では、DJIファントム2台、Parrotミニドローン3台をご用意いただき、高野建設(株)、(株)ゆめサポート南相馬、南相馬市役所商工労政課の方々にご教授いただきました。
 屋外(南庭)では、ファントムを使用しての操縦体験をしました。台風の影響から時折強風が吹いていましたが、生徒の操縦でも安定した飛行を見せていました。
  
 室内では、ミニドローンを簡単なコースでレース方式にて操縦体験をしました。

 操縦体験をした生徒達から『単に動かすだけなら簡単ではあるけど、ドローンの向きや動いていく方向を理解するのは難しい。もっと時間をかけて体験したかった』と同じ意見が多く聞けました。
 高野建設(株)、(株)ゆめサポート南相馬、南相馬市役所商工労政課の皆様には、貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。

社会人として必要な「コミュニケーション力」の育成

 10月12日(木)と10月16日(月)、流通ビジネス科1年及び産業革新科1年B組の生徒は、授業「ビジネス基礎」の一環として売買契約の締結及び履行について模擬取引を行いました。
 各グループを一つの会社と想定し、新しいスマートフォンのアイディアを考案しました。グループディスカッションを通して斬新なアイディアが多く考案されました。
 また、見積依頼から代金の領収まで各種書面を作成して売買契約の締結から履行までの一連の流れを理解しようと真剣に取り組んでいました。書面の作成方法だけでなく、会社内外におけるコミュニケーションの大切さについても深く学ぶことができました。
 今後は両学科合同で電話を使用した商品の受発注について学び、ビジネスマナーやコミュニケーション力の更なる向上を目指していきます。

  

ビジネスに活用できる「伝える力」の育成

 本日1012日、情報ビジネス科3年生26名、流通ビジネス科3年生28名、産業革新科1ICTコース18名は、授業の一環としてプレゼンテーション講習会を受講しました。

 講師には、福島テレビの現役アナウンサー・坂井有生様をお招きしました。身近なプレゼンテーションの例として、新幹線や実況中継、CM大賞の映像を題材に、様々な『伝えるためのポイント』を教えていただきました。

 今回の講習会で得た『緩急をつける』ことや『言いたいことを丸暗記しない』、『話を短く区切る』といった伝えるコツを学び、3学年は課題研究発表会に向けて気が引き締まった様子でした。1学年は今後プレゼンテーション能力が必要になります。今回の講習会で学んだことを、是非日常生活でも意識して生活してみましょう。
 伝えるプロであるアナウンサーの生の意見を聴けたことで、進路についてや日頃の話し方を見つめなおすことができる有意義な講習会となりました。

  

南相馬市内の地域資源や復興状況の視察

 9月15日(金)に1年産業革新科B組、同じく流通ビジネス科の生徒は、学校がある南相馬市の課題や魅力を改めて発見するという目的の中で、南相馬市観光協会のボランティアガイドさんとともにバス研修をしてきました。
 生徒は改めて南相馬市を見ることによって、今まで知らなかった場所や見直す場所が多数あり、真剣に研修に取り組んでおりました。今後はこの経験を生かして、課題の解決方法を授業内で考えていく予定です。
 

再生可能エネルギー関連施設の見学

平成29年8月7日(月)、電気科や産業革新科及び機械科の生徒21名が福島県沖にある福島浮体式洋上ウィンドファームを見学しました。
この施設は、丸紅株式会社(プロジェクトインテグレータ)、東京大学(テクニカルアドバイザー)、等からなるコンソーシアムが、経済産業省からの委託を受けて浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業を推進しています。
この実証研究の内容を理解するとともに、東日本大震災の被害からの復興に向けて、再生可能エネルギーを中心とした新たな産業の集積・雇用の創出を行い、福島が風車産業の一大集積地となることに関する知識を養う目的に行いました。
生徒たちは、小名浜港から船舶で片道2時間程かけての見学でしたが、施設を間近に見ることで実証事業のスケールを実感できる貴重な経験となりました。今後、未来のエネルギーの在り方を創造する力の育成に結びつけます。