SPH事業報告

2019年11月の記事一覧

ふくしま再生可能エネルギー産業フェア「リーフふくしま2019」見学ツアー

ふくしま再生可能エネルギー産業フェア「リーフふくしま2019」見学ツアーに参加してきました。(電気科2年生)

「リーフふくしま」とは福島県再生可能エネルギー産業フェアとして、216の企業・団体が出展しているイベントです。主な出展は以下のようになります。

 

〇太陽光・太陽熱、水素、燃料電池、バイオマス、水力、地熱、未利用熱、風力、スマートコミュニティ、EMS、省エネルギー技術

 

震災以降、福島県では原子力に依存しない社会作りを基本理念としており、再生可能エネルギーの導入拡大を進めています。本校電気科でも再生可能エネルギーの学習に取り組んでいるため、高い学習意欲を持って参加してきました。

 

本校生の見学内容・様子の一部を以下に掲載します。

  

【太陽光発電追尾システム】

従来の固定式太陽光発電に比べ、発電量が30~40%アップが見込めるシステム。

固定式は快晴時、11~13時に一日の50%程度を発電するといわれています。(設置条件による)

朝夕は太陽とソーラーパネルの角度が垂直でないため、一日の発電に利用できる有効日射時間は平均3~4時間程度とされています。

朝方や夕方時に太陽の位置に合わせて、ソーラーパネルを駆動させ、角度を変化させることで効率よく太陽光を当てる仕組みです。

出展企業:株式会社ライフコミュニケーション 様

 

 

【浮体式洋上ウインドファーム】

浮体式洋上風力発電の実証紹介がありました。

洋上に浮かぶ風車のことで、水深が50mを超える場所に設置されています。

洋上は陸上よりも風が強く、外洋であればより安定した風が吹きます。

そのため今後普及拡大が注目されている技術です。

出展企業:福島洋上風力コンソーシアム 様

 

 

【太陽光発電所の各種点検、エネルギー監視による省エネ】

各種点検試験、エネルギー監視の展示・説明がありました。

電気の利用は人々の生活を非常に豊かにしてくれていますが、安全が大前提でもあります。

ここでは「感電体験」もでき、生徒たちに人気のスポットとなっていました。

出展企業:一般財団法人東北電気保安協会 様

 

 

「工業高校生等に向けた再エネ企業プレゼンテーション」にも参加しました。

様々な企業から、バイオマス発電、福島県の今後の再生可能エネルギー事情等を聞くことができ、大変勉強になりました。

 

【商業科】地域環境分析(SWOT分析)演習

流通ビジネス科1年生を対象に、今年8月に小高区に店舗を再開した「松月堂」の横川 裕信 様を講師としてお招きし講話学習を行いました。

講話では、悲願だった本店(小高店)再開までの経緯や、ロボットテストフィールドとの共同開発で生まれた新商品の紹介、そして再開後の状況などとてもわかりやすくお話しをしていただきました。

また、講話の内容をケース教材としたマーケティング環境分析(SWOT分析)演習を行い、分析結果をグループごとに発表し、横川様にご助言をいただくなどとても活発な学習を行うことができました。今回の学習を通してより地域について考え、探究していけるよう継続して分析演習を行っていきたいと思います。

【工商連携】地域交流イベント開催(クロストレーニングプログラム)

11月2日(土)小高交流センターにおいて、「まちに元気とにぎわいを」をテーマに工業科・商業科の生徒が企画・運営を行う地域交流イベントを開催しました。

これまでは、商業科による全国の高校生が開発した商品の販売活動だけでしたが、今年度は工業科と連携しキーホルダー製作やロボット操縦といった授業で学習したことを活かした体験コーナーを設けたり、また少しでも「交流の場」をしたいと思い、商業科の生徒が中心となり手作りのアトラクションブースなども作成しました。

当日は、150名近い来場者が来てくださり、とても盛況となりました。

次年度以降も工商が協力して地域に「にぎわい」が生まれるような活動をしていきたいと思います。来場いただいた方、開催にあたりご協力いただいた方々、本当にありがとうございました。