SPH事業報告

小高産業技術

HARIOランプファクトリ―小高 企業体験 及び 外部講師講演会

 9月27日(木)に2年産業革新科B組 経済・金融コースの9名が南相馬市小高区内にありますHARIOランプファクトリ―小高にて企業体験を実施しました。地元地域を支える企業を実際に体験し地域理解を深めることを目的とし実施しました。生徒たちは初めての体験に緊張もしていましたがどの生徒も楽しく体験することができました。生徒からは「難しかった」という意見もありましたが「また自分で来たい」「楽しかった」など前向きな意見のが多く聞かれました。

   

  午後は小高浮舟ふれあい広場にて小高ワーカーズベースの和田智行様より「地域の100の課題から100のビジネスを創出する」というタイトルのもとご講演をいただきました。午前中のHARIOランプファクトリ―小高の開業経緯や地域での意味を理解することができました。

  

 今後、この経験をいかし、生徒たちは小高区のためのビジネスアイデアを作成していく予定です。本日、お世話になった皆さまありがとうございました。

地域経済分析システム(RESAS)の使い方講座の実施

 7月9日(月)の5・6校時目ファイナンシャルⅡの授業内に産業革新科2年B組の経済・金融コース9名が株式会社NTTドコモの床並展和様をお招きしまして地域経済分析システム(RESAS)の使い方の講習会を開きました。RESASとは地方創生の様々な取組を情報面から支援するために、経済産業省と内閣官房が提供しているシステムです。経済のみえる化を行なっています。

 前半は他地域の事例や、実際に南相馬の分析を行うなどしてRESASの使い方を学びました。後半は「南相馬市にもっと人が遊びに来るには」等の課題をいただき実際にRESASを活用して自分たちで課題解決方法を考えました。2班に分かれてのワークショップとなりましたが短時間の中でどちらも課題解決法を考えていたように思えます。また、RESASを活用することにより経済を数値化し説得力のあるものとなっていました。

 今後はこのRESASを活用し地域課題の解決をより深く考え学んでいきます。床並様、本日はありがとうございました!

    

参考:RESAS

 

東北電力施設見学会(電気科2年)

 2月13日(火)、電気科2年生は、南相馬市内の東北電力施設見学を行いました。
 午前は小高区にある南相馬変電所内にある大規模蓄電池システムと原町区にある総合研修センター、午後は原町火力発電所を見学しました。
 生徒は、サスティナブル(持続可能な)社会の実現には、ベースロード電源である火力発電と太陽光発電などの再生可能エネルギーを効率よく組み合わせる電力のベストミックスが重要であることを学びました。
 施設見学で学んだことをこれからの学習活動と進路決定に生かしていきたいと思います。
 この度は、お忙しところとても貴重な機会を賜り、また、対応していただきました東北電力職員の皆様に感謝申し上げます。

経営シミュレーション体験教室(新たなビジネスを創造する力の育成)

 1月23日(火)の4~6校時に、SPH事業による「新たなビジネスを創造する力」の育成のため、SAPジャパン株式会社より安池俊博様を講師として招き、特定非営利活動法人オペレーション・ブレッシング・ジャパン様のご協力のもと、経営シミュレーション体験教室を開催しました。
 対象である1年産業革新科B組・1年流通ビジネス科の計54名は、「ERPsim4HANA(イーアールピーシムフォーハナ)」というシミュレーションソフトを用い『いかに企業として利益を上げるか』を考える貴重な体験をしました。リアルタイムで市場が変化するため、各地区のマーケティングにかける費用を増減したり、各商品の販売価格を変更したり、班ごとの経営方針にそった活発な意見交換をしながら意思決定をしていました。
 また、今回の活動を通して、日頃学んでいる簿記や、ビジネス基礎、マーケティングの内容が社会ではどのように活用されているのかを学ぶ良い機会となりました。

  
説明を聞く生徒たちは難しそうな表情でした  班のみんなで話し合い、経営方針を決めよう

  
CEO・仕入担当・販売担当・マーケティング担当に分かれてそれぞれの仕事を行いました


SAPジャパンの皆様、オペレーション・ブレッシング・ジャパンの皆様、ありがとうございました。

福島エコクリート株式会社工場見学

 12月19日火曜日、産業革新科環境化学コースの1、2年生は南相馬市小高区にある福島エコクリート株式会社へ工場見学に行ってきました。地元の企業を実際に見学し、環境に配慮した製品ができるまでの工程を学んできました。
 本校からバスで15分ほどで会社に到着し、代表取締役社長である横田季彦様より石炭灰リサイクルの現状と福島エコクリート事業について説明をいただきました。火力発電所から発生する石炭灰が福島県にたくさんあることに驚きました。
  
 その後は、小高工業高校の卒業生でもある只野和章様より説明を受けながら工場内を見学しました。只野様より丁寧な説明をいただき、生徒たちは大きな機械が動くのを関心を持ちながら見学しているようでした。

工場内の様々な場所を見学させていただきました。なんと、工場見学第1号だったようです!  
   
 ↑説明を受けながら施設内を見学      ↑実際に持ってみると見た目より軽い! ↑実はここもちょっと登らせていただきました。



 浜通りの復興を担う新たな事業を目の当たりにし、生徒たちも感銘を受けているようでした。
 福島エコクリートの皆様、お忙しい中ありがとうございました。