マイスター・ハイスクール(次世代地域産業人材育成刷新事業)について

文部科学省による次世代地域産業人材育成刷新事業「マイスター・ハイスクール」に本校が指定を受けました。
事業テーマは、「ふくしまの未来を創るテクノロジスト育成」です。
平成29年度に本校が開校し、東日本大震災からの復興に向け、教育活動を通して、地域のコミュニティ再生や地域復興を担う人材の育成に取り組んできました。これまでの学びで得た知識・経験を活かし、地域課題の解決そして、これからの相双地域、さらにはふくしまの創生を担うテクノロジストの育成を図るため、自治体、産業界と学校が一体となり、次世代に向けた人材育成モデルを構築します。

事業報告

商業人材育成事業 「相双アンバサダー」成果発表会の開催

2023年11月13日 12時09分

令和5年11月1日(木)に、ニューさいとう(南相馬市)で、成果発表会を開きました。静岡県牧之原市、富山県南砺市、新潟県燕市、新潟県小千谷市、茨城県取手市、東京都杉並区、福島県北塩原村の方々に、南相馬市の観光スポットや歴史、文化などを一人ずつ紹介しました。とても緊張して練習通りにはいきませんでしたが、この経験を次の活動に活かせるよう、また練習を重ねていきたいと思います。

【産業革新科(工業) 】1年生マイスター・ハイスクール事業、施設・企業見学説明会

2023年10月30日 17時40分

 10月30日(月)産業革新科(工業)の1年生を対象に、震災遺構 浪江町立請戸小学校、東日本大震災・原子力災害伝承館、浅野撚糸株式会社 双葉事業所および福島水素エネルギー研究フィールドの施設・企業見学説明会を実施しました。

 午前中の請戸小学校や伝承館では、震災当時3歳で、記憶はおぼろげだという事でしたが、展示の写真や映像資料を一つ一つ丁寧に見学しました。午後は、浅野撚糸株式会社で特許も取得している技術に触れ、ショップではタオルを購入する姿もありました。水素エネルギー研究所では、水の電気分解で水素をつくる大規模な施設を驚きの様子で見学していました。1日で4か所を周る過密スケジュールでしたが、天気も良く充実した見学説明会となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

震災遺構 浪江町立請戸小学校

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東日本大震災・原子力災害伝承館

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

浅野撚糸株式会社 双葉事業所

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福島水素エネルギー研究フィールド

課題研究 「水素自動車製作班」 フィールドワークを行いました

2023年10月30日 12時14分

機械科では、課題研究で水素を使った燃料電池車を製作しています。この班は電気科と機械科のコラボレーションで取り組んでいます。

10月27日(金)に、水素自動車班の4名が富岡町、浪江町にフィールドワークに行ってきました。

富岡町では東京電力廃炉資料館、浪江町では水素実験フィールドと移動水素ステーションを見学し、水素エネルギーの可能性について学びました。

廃炉資料館で説明を受ける移動式水素ステーションを見学見晴らし台にて水素実験フィールドをバックに撮影

【電気科・産業革新科電子制御コース 】3年生マイスターハイスクール課題研究

2023年10月27日 16時15分

10月27日(金)3級技能検定(シーケンス制御)の学習を実務家教員から指導を受けました

 電気科、産業革新科電子制御コースでは、3年生の課題研究において3級技能検定 (シーケンス制御)についての学習を合同で実務家教員から指導を受けております。

実務家教員として、日本オートマチックマシン株式会社端子事業所の三瓶寿之様、鈴木克弥様をお迎えして講義と技術指導をいただいております。

生徒たちは、技能検定を合格するために細かなアドバイスをいただきながら熱心に学習に取り組んでおります。

 

【機械・電気】2023CQEVミニカートレース出場

2023年10月13日 15時19分

2023年10月9日(月)、『2023 CQEVミニカートレース』に電気科3チーム参加してきました。

当日は雨天の中での開催となり、参加車両は入念な雨対策をしての走行となりました。

(カートは回路がむき出しで、雨で電気回路がショートするため)

参加車両は以下の3台になります。

①第一チーム(小高の吉名号)

モーター仕様:2直3並(20巻)

②第二チーム(小高の浮舟号) 

モーター仕様:3直2並(15巻)

③第三チーム(小高の村上号)

モーター仕様:2直3並(15巻)

大会ルール等の詳細は以下のようになっています。

1.筑波サーキットを30分走行した周回数で勝敗を決する。(一斉走行)

2.CQ出版の「CQEVミニカート」のみ出場可能。

3.モータのコイルの巻き方/巻き数は自由。(モーターは手巻き)

4.鉛蓄電池12V、2個。

 

これらの条件で、モータ設定、モータ制御、車両整備の違いによる走行距離(1周約2045m)を競います。

走行速度と蓄電池の使い方のバランスを問われる大会となっています。

写真① 出走前写真② レース中写真③ レース中

結果ですが、第一チームは4周、第二チームは6周、第三チームは2周を走ることができ、総合優勝のチームは9周でした。

大会規定で優勝車両の70%以上走行した車両が完走と認められ、第二チームのみが完走することができました。

今年度は多くの課題が見つかる大会でもありました。

第一チームは雨による電気回路異常が発生してしまい途中、走行不能。平均速度を見るとなかなか早い結果ではありましたが、最後まで走り切れなかったことが残念です。

第三チームは上り坂での電流制御がうまくいかず、ブレーカー(30A)が頻繁に作動してしまいました。レース中、再スタートしましたがうまく走行できず、悔しい思いをしました。

 

<大会ホームページ>CQEVミニカートレース

<結果一覧>リザルト表

大会走行動画(47秒動画)

写真をクリックすると動画が別ウインドウで開きます

 

 

 

 

【産業革新科(工業) 】実務家教員による環境化学コース3年生マイスターハイスクール課題研究

2023年9月25日 13時08分

 9月22日(金)産業革新科(工業)環境化学コースの3年生の課題研究で、「水質改善」をテーマに取り組む生徒を対象に、先月に引き続き、大内新興化学工業株式会社原町工場で取締役工場長をされていらっしゃる志賀敏文先生を実務家教員にお迎えしてご講義と先端技術のご指導をいただきました。
 「フェントン処理」という鉄イオンを化学的に利用した水質改善処理について研究を行ってきましたが、今回、今までで一番実験がうまくいき、COD(水質基準の指数)が改善したことがしっかり確認できました。最先端の難しい研究ですが、生徒諸君も達成感と自信につながったようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【産業革新科(工業) 】環境化学コース、電子制御コースの3年生マイスターハイスクール課題研究

2023年9月19日 15時08分

 9月15日(金)産業革新科(工業)の3年生が課題研究で日本原子力研究開発機構の研究員の方々のご指導の下、ドローンに測定器を付けて遠隔地の大気サンプリング分析と空間線量のマッピング技術について研究を行いました。

 今回、環境化学コースと電子制御コースのメンバーがそれぞれの分野で協力し研究を進めました。ドローンに自作した測定器を装着するのにアイディアを出し合いながら行い、ドローンの操縦は、免許を持った専門の方にお願いしました。実際に自作の測定器がきちんと動作し、ドローンが飛行するところを間近で見ることができて、研究を進めるうえで貴重な機会となりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

商業人材育成事業 流通ビジネス科『地元の歴史探訪』

2023年9月18日 10時15分

【流通ビジネス科】地元の歴史探訪

令和5年9月1日(金)に、南相馬市主催の「奥州相馬氏ゆかりの地バスツアー」に参加し、

私たちが生活している地域の歴史について学びました。

当たり前にある神社仏閣、相馬野馬追のルーツをたどり、

700年もの長い歴史の続きに今の私たちがいることに、気持ちが引き締まる思いがしました。

その後ロボットテストフィールド内を見学し、

これからの南相馬市の発展について、私たちに何ができるのかを深く考えさせられました。

この学びを、アンバサダーとして多くの方に自分たちの言葉で伝えられるように励んでいきます。

 

 

【機械×電気】福島県総合教育会議での本校取組み発表

2023年9月6日 12時34分

令和5年度第一回福島県総合教育会議が以下のとおりに実施され、本校生も参加してきました。

 

テーマ:「カーボンニュートラルの実現に向けて」

日時:2023年8月24日(金)

場所:福島市杉妻会館

 

この会議では、カーボンニュートラルについて福島県全体の取組み発表から始まり、福島県高等学校の主な取り組みが多数発表されました。

本校生は事例発表として「再生可能エネルギーの学習」を発表しました。

 

本校は令和3年よりマイスターハイスクールに認定されており、校内学科連携、他校連携・地域連携を実施しております。

今回は「手巻きモーターによるEVカート製作」「水素燃料電池車の製作」「相双EVレースの開催」について主に発表しました。

これらの活動は、課題研究の時間を活用して、校内の「機械科・電気科・商業科」が連携して上記3つを実施しています。

 

質疑応答では、「製作で一番大変なことは何か」「水素燃料についてどう考えているか。本県でどのように普及するのがよいか」「EV製作をして、電気自動車のリサイクルについてどう考えているか」等の質問があり、発表生徒たちは各々で福島県の未来を考えた返答をしていました。

 

会議終了後には、内堀雅雄知事より激励の言葉とともに、記念撮影をしていただきました。

 

【産業革新科(工業)】実務家教員による環境化学コース3年生マイスターハイスクール講演会

2023年8月30日 16時53分

8月29日(火)産業革新科(工業)環境化学コースの3年生を対象に、大内新興化学工業株式会社原町工場で取締役工場長をされている志賀敏文先生を実務家教員にお迎えしてご講義をいただきました。

今回は廃水処理に利用されている鉄イオンを用いた凝集沈殿についてご説明いただきました。

実験では、使い捨てカイロに含まれている鉄粉を再利用して凝集剤として使用可能であるかを実験しました。また、フェントン反応によるCODの除去実験も行いました。

生徒たちはSDGsについて関心を高めつつ、凝集沈殿を行うためにはpHなどの実験条件の範囲が大切であることに気づいた様子でした。

とても分かりやすい説明で、化学の力が私たちの生活に大きく貢献していることを知ることができました。