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SPH講演会「異種複数ロボットのための情報システム」

12月11日(月)、SPHに関する講演会を開催しました。
 演題「異種複数ロボットのための情報システム:会津大学の紹介」(全体2時間)
 講師「公立学校法人 会津大学 コンピュータ理工学部 ロボット工学講座 教授 成瀬継太郎 氏」

  会津大学は「成長する人間力で世界を驚かそう」、世界を視野に入れた未来志向で人材育成に取組んでいる大学です。
今回は、全校生で講話を聞かせていただき、未来視点で課題を探求し解決しようとする意識を高めました。
 講演会は成瀬教授が大学で取り組まれている「アイガモロボット」の紹介からスタートしました。アイガモロボットは水田の雑草を除去するロボットで、雑草の種をロボットで撹拌し水中にとどめ、発芽を防止するというものでした。今後は複数のアイガモを自立連携して動作させるようにしたいと話されていました。
 お話の中で、たくさんのロボットを紹介していただき、技術力の進歩に驚かされました。
 質疑応答では「人工知能AI」について沢山の質問がありました。成瀬先生のお答えの中で印象的だったのは、「ロボットは目的がはっきりしていないと動きに制限があるので、まだまだ人間の仕事を奪われることはない」また、「人間のように”カッコ良い”とか”きれい”、”愛”を理解するのは難しいので、人間を超えるのは難しいのではないか」とうことでした。質問した生徒の「AIが進むことへの不安」が払拭された様子でした。
 今回の講演会では、商業科、工業科全員でお話を伺い、ロボット社会が身近になり始めた現在において、ロボットの活動の場(災害現場など)に応じた課題を解決するために、ロボットと情報システムについて様々な取り組みがなされているのだと考えさせられる講演となりました。