学校生活

電子制御コース3年生(制御技術講習会)

 産業革新科(工業科)電子制御コースの授業の様子を紹介します。

 電子制御コースでは、「物を動かす(制御する)」ことを学習していきます。

 6月20日(水)電子制御コース3年生が「制御技術講習会」を受講しました。

 講習会では、走行型ロボットの制御を学習しました。

 金属のフレームに、車輪やモーターなどを取り付けていきます。

 ネジを締める力加減も、車体の完成に影響します。

 多くの部品の中から、必要な部品を選択して慎重に組み立てていきます。

 

 車体前方には、超音波センサー、カラーセンサーが取り付けてあり、障害物との距離や床面の色を判別しながら走行させます。

 各班で課題を解決するための方法を話し合って決めていきます。

 講師の方の的確なアドバイスにより、プログラムに修正を加えていきます。

 思い通りに走行させるのは難し。

 「適当」「だいたい」「おおまかに」「良い塩梅」などの感覚的な量は、プログラムでは表現しにくい。

 それを考えると、人間の感覚は素晴らしいですね。

 今回の課題は、「壁まで進んで、帰ってくる」というものでした。

 センサーで何を感じとるのか、センサーの反応で何をするのか、条件を設定するところは山ほどあります。

 「この時は、何をするのか」、条件に対する選択の繰り返しです。

 

 今回の制御講習会では、プログラムを考えることの難しさを改めて感じていた様子です。機械はいつも同じように動くとは限らない、明るさや床の滑り具合で、その時の環境によって動作が変わってきます。

 「適宜やってみよう」この「適宜」が難しいと感じる講習会でした。  科長

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