SPH事業報告

カテゴリ:報告事項

ロボット技術研修会(ロボット研究部)

ロボット研究部では会津大学主催の「ロボット技術研修会」に参加しています。

「ロボット技術研修会」は福島イノベーション・コースト構想促進事業の一環として行われ、会津大学主催の研修会です。本校もSPH事業と連携させ参加をしています。

 今回の研修会には、ロボット研究部の2年生2名(電子制御)、1年生6名(機械1、電子制御5)の計8名が参加をしています。会場は「テクノカレッジ浜」をお借りしています。

 研修の目的は、2020年に南相馬市ロボットテストフィールドで開催される、「WROワールドロボットサミット」に地元企業と共同チームで参加するための準備です。

 今年度は6回の研修を予定しています。

  今年度中の研修会では、右の写真にあるロボット「スパイダー」を製作して、コントロールします。

 栄製作所(南相馬市)各パーツごとの部品を準備していただき、本校生に組み立ててもらうのを待ってもらっっています。

 組み立て時には、花沢技工(南相馬市)の社員の方にも協力をしていただきます。

 このロボットは、災害現場を走行するための台車の部分です。次年度以降はこの台車にロボットアームやカメラを取り付けて、作業ができるロボットに改造していきます。

 

 

 

10月17日

 東京ビックサイト(国際展示場)で行われたWROワールドロボットサミットプレ大会の見学

様々な災害対応ロボットの競技を見学しました。

PCを使用したシミュレーション部門では、会津大学が優勝をしました。操縦の分野で若者の力が必要とされています。

「ロボット技術研修会への参加を通して、ロボットの勉強をして、競技大会で活躍できるカッコいいロボットを作りたい」と部員は話しています。

<電子制御コースのその他の記事はこちらをクリックしてください鉛筆

「遠隔操作技術」講演会 産業革新科(工業)

講演会「福島第一原子力発電所での遠隔操作技術を用いた廃炉作業への取り組み」

10月29日に産業革新科(工業)2年生は、株式会社アトックス様をお招きして、上記演題にて講演をいただきました。

 発電所関連事業における最先端のロボット技術は、さまざまな課題に対する解決策が盛り込まれ、日々研究開発が進んでいます。問題解決へのアプローチや、さまざまな条件をアイディアにつなげている日々の活動について講演していただきました。

廃炉工事部 廃炉技術課 川上智史 様より

福島第一発電所の現在の状況や、会社で行われている作業の内容についての説明をいただきました。

作業にあたり、何が課題で何が必要なのか、それを克服するためにどのような取り組みをおこなっているかを丁寧に説明していただきました。

人的な作業が困難な場所であるために、遠隔操作の技術が必要であることもわかりました。

実際の作業に使用されている遠隔操作ロボットの操縦体験ができました。

「PackBot」は軍事用に開発されたロボットで、取り付けられたアームで物を持ち上げ、ゴミ箱に運ぶことを、カメラ映像を見ながら操縦しました。

カメラ映像では、距離感がつかめませんが、様々な角度に取り付けられたカメラ映像を切り替えながら作業をしていきます。

本校生は上手に操縦していました。

さすがゲーム慣れしている若い世代、スムーズな操縦に社員の方も驚かれ、「今、若い操縦者(オペレーター)が必要です」と話されていました。

お忙しい中、社員の皆様ありがとうございました。

 ロボット関連技術、環境対策で地域復興に取り組まれている企業の方の講演を聞くことにより、「経験やアイデアを組み合わせて、問題の解決策を見つける力、様々な部門、産業、地域の人から情報をもらいアイデアにつなげる力」を育成することができたと考えます。

 現在、ドローンなどの操縦者(オペレータ)が不足している状態で、この分野で若いエンジニアの活躍が期待されています。産業革新科では、環境化学コース、電子制御コースを有し、それぞれの特徴を生かして地域復興を担う人材を行なっています。(科長)

電子制御コースのその他の記事はこちらをクリックしてください鉛筆