カテゴリ:報告事項
化学物質リスクコミュニケーション(環境化学コース)
「化学物質のリスクを考える~製造現場における化学物質管理の実際~」
1月28日、産業革新科環境化学コース1・2年生は、労働安全コンサルタント、福島県環境アドバイザーである河合直樹先生を講師にお招きして、上記演題にて講演いただきました。
第1部では、化学物質の基礎知識についてご講話いただきました。事故や公害などによって化学物質に対するイメージは良くないかもしれないが、人間の身体や身の回りにあるものが、化学物質によって成り立っていることを学びました。また、ハザード(危険性)とリスクの関係を教えていただきました。
第2部では製造現場における化学物質管理についてご講話いただきました。実際に検知管を使って、トルエンの濃度を測定する実習も行いました。現場での化学物質を扱うリスクを考え、作業場で働く人のリスクを下げるためにはどのようにすればよいのか話し合いました。
私たち環境化学コースは日々、工業化学や地球環境について学習を行っています。今回の講演会では、化学物質を扱う現場という視点で学ぶことができました。
河合直樹先生、福島県環境創造センターの皆様、ありがとうございました。
福島大学見学(環境化学コース)
報告が遅くなりましたが、産業革新科環境化学コースの1、2年生は平成30年10月19日に福島大学の見学に行ってきました。午前は福島大学共生システム理工学類准教授 高安徹先生の模擬授業を受けさせていただきました。大学の講義と高校の授業の違いを体験し、化学の奥深さを感じることができました。
昼食は大学内の学食で食べました。
美味しい!と言って時間ギリギリまで食べている生徒もいました。
午後は環境放射能研究所を見学しました。福島大学環境放射能研究所特任准教授 高瀬つぎ子先生の講義を受け、研究所内を案内していただきました。放射線の研究をするための機器を見たり、放射線に関する実践的な研究を学ぶことができました。
大学の高度な技術に触れることができ、貴重な体験となりました。ありがとうございました。
ロボット技術研修会(ロボット研究部)
少し時間が空きましたが、「ロボット技術研修会」の活動の様子を報告します。
報告が遅れていますが、今回で5回目、最終回となります。
3回目と4回目でクローラー型ロボットの製作ができました。
最終回は、ロボットの調整とメンテナンス方法、そして肝心のソフトウェアの講習会となります。
講師は地元「栄製作所」の社長鈴木様 2週かけて、クローラー型ロボットの製作を指導していただきました。 本日は最終回ということで、動作の確認とメンテナンス方法の指導をしていただきました。 |
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メンテナンスでは、モーターの交換方法などを指導していただきました。 組み立てているときは必死だったので、あまりよく覚えていないものです。再度じっくり組み外し、組み込みを見せていただき。構造を再確認することができました。 |
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このプログラムでは、PS4のコントローラーが使用できるます。アナログスティックやボタンを使用してロボットコントロールしていきます。 |
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午後の講習では、RTミドルウェアの使用方法の続きを行いました。 クローラー型ロボットを制御するのも、LEGOロボットを制御するのも理屈は同じ、プログラムの勉強をしました 今回5週の講習会に参加して、RTミドルウェアを使用したプログラミング、クローラー型ロボットの製作などを学習することができました。テキストにはない製作のコツも教えていただき、とても身になる講習会でした。
ロボットは、本校に貸し出していただきました。操縦やメンテナンス、新たな機能の追加などをしていきます。2020年に南相馬市で開催されるWROワールドロボットサミットにチームの一員として参加できるよに、これからもロボット研究部として活動していきたいと思います。 |
電子制御コース「Impact」見学
11月2日(金)電子制御コース3年生は、南相馬市ロボットテストフィールドで開催された「タフ・ロボティクス・チャレンジImpact」を見学しました。
Impactは、内閣府直轄の事業で、極限の災害現場でも、へこたれず、タフに仕事ができる遠隔自律ロボットの実現を目指し、屋外ロボットのカギとなる基盤技術を研究開発するものです。産学官で研究開発を行った研究成果を見ることができます。
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南相馬市ロボットテストフィールドは、2020年にWROワールドロボットサミットの競技会場として利用されます。 ここには災害現場を模擬したプラントが設置され、このプラントを利用して災害対応を試験します。 実際の災害現場でパワフルに作業をこなすロボットを目の当たりにして、人間が入れない極限地でも活動できることに感動しました。
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今年度、電子制御コースを卒業する3年生の中には、災害対応ロボットの研究をしたいと大学進学をする生徒もいます。
本校生は、ロボットに限らず、「地域復興に寄与する人材」となるべく、様々な分野で日々勉強に励んでいます。
頑張れ未来のエンジニアたち!!(科長)
ロボット技術研修会(ロボット研究部)
前回に続き「ロボット技術研修会」の活動の様子を報告します。
11月11日(土)開校式・第一回研修会(テクノカレッジ浜)
11月17日(土)第二回研修会
二回でロボットを制御するためのプログラム「Python言語」「RTミドルウェア」の入門について研修を行いました。
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「Python言語の入門編」 講師は会津大学の中村敬太准教授 プログラム経験の浅い本校生に、パソコン操作の基本から丁寧に教えていただきました。
まずは、マウスによる操作ではなく、キーボードからコマンド(命令)を打ち込むことでPCを操作する仕方を教えていただきました。
マウスが使えることに慣れているので、とても新鮮な体験です。やはり「英語力」は必要です。 |
ようやく「Python」を使用したプログラムの入門が始まりました。Pythonは人工知能の分野で広く使われている、最近の流行りです。
「空白を入れただけで、動かなくなった」と、文法を把握するだけで四苦八苦 |
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LEGOマインドストームEV3をRTミドルウェアで動かそうと、一生懸命プログラムしました。 Pythonで記述したプログラム(RTC)をRTミドルウェア場で実行します。
思い通りに動かせるようになるには、まだまだ経験が必要です。 |
二日間のプログラミングの研修を受講して、コマンドによるPCの取り扱い方、Pythonプログラム、RTミドルウェアによるロボット制御について学習することができました。
次回からロボットの製作に入ります。
ロボット技術研修会(ロボット研究部)
ロボット研究部では会津大学主催の「ロボット技術研修会」に参加しています。
「ロボット技術研修会」は福島イノベーション・コースト構想促進事業の一環として行われ、会津大学主催の研修会です。本校もSPH事業と連携させ参加をしています。
今回の研修会には、ロボット研究部の2年生2名(電子制御)、1年生6名(機械1、電子制御5)の計8名が参加をしています。会場は「テクノカレッジ浜」をお借りしています。
研修の目的は、2020年に南相馬市ロボットテストフィールドで開催される、「WROワールドロボットサミット」に地元企業と共同チームで参加するための準備です。
今年度は6回の研修を予定しています。
今年度中の研修会では、右の写真にあるロボット「スパイダー」を製作して、コントロールします。 栄製作所(南相馬市)各パーツごとの部品を準備していただき、本校生に組み立ててもらうのを待ってもらっっています。 組み立て時には、花沢技工(南相馬市)の社員の方にも協力をしていただきます。 このロボットは、災害現場を走行するための台車の部分です。次年度以降はこの台車にロボットアームやカメラを取り付けて、作業ができるロボットに改造していきます。
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10月17日 東京ビックサイト(国際展示場)で行われたWROワールドロボットサミットプレ大会の見学 様々な災害対応ロボットの競技を見学しました。 PCを使用したシミュレーション部門では、会津大学が優勝をしました。操縦の分野で若者の力が必要とされています。 「ロボット技術研修会への参加を通して、ロボットの勉強をして、競技大会で活躍できるカッコいいロボットを作りたい」と部員は話しています。 |
「遠隔操作技術」講演会 産業革新科(工業)
講演会「福島第一原子力発電所での遠隔操作技術を用いた廃炉作業への取り組み」
10月29日に産業革新科(工業)2年生は、株式会社アトックス様をお招きして、上記演題にて講演をいただきました。
発電所関連事業における最先端のロボット技術は、さまざまな課題に対する解決策が盛り込まれ、日々研究開発が進んでいます。問題解決へのアプローチや、さまざまな条件をアイディアにつなげている日々の活動について講演していただきました。
廃炉工事部 廃炉技術課 川上智史 様より 福島第一発電所の現在の状況や、会社で行われている作業の内容についての説明をいただきました。 作業にあたり、何が課題で何が必要なのか、それを克服するためにどのような取り組みをおこなっているかを丁寧に説明していただきました。 人的な作業が困難な場所であるために、遠隔操作の技術が必要であることもわかりました。 |
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実際の作業に使用されている遠隔操作ロボットの操縦体験ができました。 「PackBot」は軍事用に開発されたロボットで、取り付けられたアームで物を持ち上げ、ゴミ箱に運ぶことを、カメラ映像を見ながら操縦しました。 カメラ映像では、距離感がつかめませんが、様々な角度に取り付けられたカメラ映像を切り替えながら作業をしていきます。 本校生は上手に操縦していました。 |
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さすがゲーム慣れしている若い世代、スムーズな操縦に社員の方も驚かれ、「今、若い操縦者(オペレーター)が必要です」と話されていました。 お忙しい中、社員の皆様ありがとうございました。 |
ロボット関連技術、環境対策で地域復興に取り組まれている企業の方の講演を聞くことにより、「経験やアイデアを組み合わせて、問題の解決策を見つける力、様々な部門、産業、地域の人から情報をもらいアイデアにつなげる力」を育成することができたと考えます。
現在、ドローンなどの操縦者(オペレータ)が不足している状態で、この分野で若いエンジニアの活躍が期待されています。産業革新科では、環境化学コース、電子制御コースを有し、それぞれの特徴を生かして地域復興を担う人材を行なっています。(科長)
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